2021年8月上旬、登山好きの夫に誘われて(正しくは騙されて…?この件は後ほど)長野県松本市にある上高地バスターミナルから涸沢カールへ、登山に行ってきました。
以前、初めての富士登山では、高所とゴツゴツした岩場に対してビビりが発動し、結果体力的なしんどさと恐怖から、いい歳して「もう帰りたい」と泣き出す茶番を始めた私(当時28歳)ですが、果たして今回は無事に笑顔で登ることができたのでしょうか…!?
そしてヘタレ過ぎるので、笑いながら読んでくださると嬉しい限りです!w
根拠のない自信だけはある
富士山、谷川岳に続いて本格的な登山は、今回で3回目。
俺からしたら、富士山も谷川岳もハイキングコースだけどねw
…なーんて夫から笑われましたが、私からしたら過去2回の登山とも地獄かと思うほどしんどかった記憶がw
私はと言うと、スポーツやレジャーは大好きですが、あくまでお遊び程度。
普段の運動は、ジムに行ったり行かなかったり、リングフィットも飽きてしまった…
BMI20前後をうろついている体型は標準の、
いわゆる一般的なアラサー主婦でございやす!!(ドヤ
そんな登山超初心者の私ですが、今回は不思議と登り切れる余裕があったんですよね(出たー!根拠のない自信!)
なぜなら夫から、
涸沢までの道のりはハイキング感覚みたいだよ♪
なんて聞いたので、私的恐怖キーワードが並んでいなかっただけで、ハイキングなら行けそう!と信じ込んでしまったから。
- 急な傾斜
- 岩場
- 崖
- 鎖を使う
など、私が過去の登山において最も恐怖を感じた箇所。
昔は富士急ハイランドのアトラクションを制覇するほど、怖いものはなかった。
…のですが、こんな私も年齢を重ねるにつれて危機管理ができるように成長したのか、今は高所や崖など1歩踏み間違えたら落ちてしまうじゃないか!!と避けるようになってしまった。
歳ですかね?w
崖や岩場なんて普段予想外に出くわすことはないので、登山に限ったことなのですが。
そんなビビりの私ですが、登山の道中に関しては心配することなく、涸沢での1泊を楽しみに当日に向けて期待度が増していくのでした。
いざ上高地へ

そして迎えた当日。
涸沢への登山口、いわゆるスタート地点となる上高地へは、あかんだな駐車場〜バスで向かいました。
30分間のバス車内では、夫婦揃って爆睡。
まだ朝日が灯る前の早朝5:00過ぎで、目が覚めておりません。
1分でも長く寝たい…そんなことを思っていました。
上高地〜明神館
目を瞑ったら光の速さで、上高地に到着。
売店で購入したおにぎりを食べて準備体操開始です。
夫いわく「上高地から涸沢まではハイキングと同じ」らしいですが、ガイドブックでも往路6時間以上はかかるそうなので足首挫いたりしない為に。
準備体操はなんぼしておいても良いですからねぇ〜!!(ミルクボーイ登場)
朝ごはん食べて、準備体操して、だいぶゆっくりしても、まだ6:30。
いや、登山に慣れている方からすると「もう6:30」なのかもしれない。
我々夫婦も、ようやく上高地から出発です。
今回の目的地である、涸沢までは3つの山小屋があり、そこで休憩予定。
まず、ひとつめの山小屋「明神館」を目指します。
- 明神館
- 徳沢
- 横尾
明神館までは、キャンプ場の間を通ったり、マイナスイオンにたっぷり包まれた森林の中を歩いて癒されました。
明神館ではソフトクリームやおにぎりなどの軽食を販売していましたが、まだまだ元気いっぱいの私たちは15分ほど休憩&トイレを済ませて、すぐに出発。
したのですが、明神館を出発したところで衝撃的な看板を発見。

なんと熊目撃情報が。
しかも、出没した日時からそんなに経過していないじゃないか。
はい、、ここで私のビビリ度が急激に爆上がりするのでした…
明神館を出発後の記憶がない
明神館から30分ぐらい歩くと、お猿のファミリーに囲まれました。

初めは、
え…危害加えて来たらどうするの…無理コワイ
状態だったのですが、時間が経つにつれて、お猿への恐怖感は無くなっていきました。
道幅が狭かったこともあり、実際は、お猿ファミリーと横に並んで歩いていました。
お猿ったら道案内してくれたんですよ、優しいかわいい。(切り替え大事)
ここまではゆるい坂道だったので、割と大丈夫だったのですが、問題が発生。
ここからの写真が途絶えましたごめんなさい。。
当然ブログに書くことを前提で登っているので、やたらと写真は撮りまくっていたのですが。
往路に関しては、お猿の写真が最後で、それから涸沢に到着するまでの写真が1枚も無く…泣いた。
ええ、と言う事は
撮影する余裕も無いほど、腰抜けたんだな
と、どうかお察しください。
往路の後半は腰抜けポイントだらけ
ここから先は、画像がないのでご想像にお任せすることになってしまうのですが、
もうね、本当に怖かった!!!!
足場なんて整備されていないんですわ。
一歩踏み外したら、崖から転がり落ちるやつですわ。
ここでもう一度おさらい。
- 急な傾斜
- 岩場
- 崖
- 鎖を使う
など、私が過去の登山において最も恐怖を感じた箇所。要するにザ・腰抜けポイント。
私的腰抜けポイントがオールコンプリートされてましたわ!!!
人って命に関わる恐怖を感じると、腰抜けて立てなくなるし、膝震えるんですね。
意識的に谷側は見ないように背を向けてどうにか進めたけど、今思い出しながらこの記事書いてるだけで手震えてきた。。
そしてもう息が苦しい。。(なんやねんこの腰抜け)
もはやトラウマ。
ほら見て〜!絶景だよ〜
と、夫なりの励ましをしてくれるのですが、腰抜けに景色を楽しむ余裕なんて皆無な訳で。
上高地から涸沢までの往路で楽しめたのはお猿を見かけた所で、惜しくも終了してしまいましたが(私だけ?)
ビビりすぎて詳しいことは、記憶から抹消されてしまったようですが、時間を掛けてどうにか涸沢まで登ることができました。
涸沢カールに到着
ふぅ〜〜〜!!ようやく涸沢カールに到着しました!!!
涸沢に到着する数メートル手前で、ある看板に従って進むと、キャンプ場の受付までの道のりが短縮できます
詳しいチェックイン方法となどは、こちらにまとめてます。

テントを張る
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今夜の寝床をご覧あれ!(キラーン)
夫が、重い重いと言いながらヒルバークのNEWテントを頑張って担いでくれました。
ササッと、ベストポジションを確保して、設営完了です。
涸沢ヒュッテの名物おでんとビール
テント設営後は、涸沢ヒュッテにお邪魔しました。
到着が15時を過ぎていたので、名物のおでんは売り切れでしたが、既存のおでん(言い方w)は残っていたので、スーパードライで美味しく乾杯!
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ほんの1時間前まで登ってきた峠を眺めながら、グビグビ飲むビールとおでんは最高。
と同時に、
よく登って来れたな!!わたし!!
と褒めてやりましたよ。もちろん自分で。
登山って、コワイんですけど、無事に登り切ると達成感ハンパないですよね。
おでんとビールがボロボロの体と心に染みた。。
涸沢に来たら「あの写真」を撮らないと帰れない
涸沢の夜の景色と言ったら、数々のテントがライトアップされた写真が有名ですよね。

これでも綺麗なんですけど、紅葉の時期ではないので、ちょっと豪華さには欠けますが、それでもすごいきれいでしたよ。
標高が高いので、時間が経つにつれてどんどん気温が下がってく中、ソニーのカメラで撮影を試みましたが、寒さに勝てず結局テントへ退散(意志よわ)
夕飯は、持参したカップラーメンを食べて、翌日の下山に向けてすぐに就寝しました。
まとめ:上高地から涸沢への登山は初心者にはしんどかった
「登山しんどい」「コワイ」とかネガティブな言葉ばかりで、登山好きの人には本当に申し訳ないと思っていますごめんなさい。
傾斜が出ると、息が上がってしまってしんどくて。
そうすると徐々に自分の余裕がなくなって、夫に声をかけられてもスルーしてしまう自分にまたしんどくなってました。
夫よ、ごめんなさい&ありがとう。
でもヘタレな私でも、一応は涸沢まで登ることができました!
達成感半端ないです!!
続く復路編なのですが、果たして、私は無事に下山できたのか…!?乞うご期待です。
おそらく最初で最後であろう、上高地から涸沢までの初登山物語(前半)を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
後半編でまたお会いしましょう〜!それでは、また〜!
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